銀行の印鑑を紛失したときに覚えておきたいこと6つ

銀行の印鑑を紛失してしまったとき、まず一番に考えるのは、口座に入ったお金の心配ですよね。不正にお金を下ろされてしまうことのないように、迅速な手続きを行わなければいけません。

銀行の印鑑を紛失したときに必要な行動や、役立つアドバイスをまとめました。もしもの際に備えて覚えておきましょう。

■銀行の印鑑以外に紛失している物がないか確認する

銀行の印鑑を紛失してしまった!と気付くタイミングはそれぞれあると思います。まずは落ち着いて、その銀行の印鑑を登録している口座の通帳、証書、キャッシュカード類は手元にあるのか確認しましょう。

万が一、銀行の印鑑以外も紛失している場合は、あわせて銀行に紛失の手続きを行うことが必要です。

■取引銀行の店舗または紛失受付専門ダイヤルに連絡

そして、口座を開設している銀行の店舗に、銀行の印鑑紛失を届け出る電話連絡を行います。営業時間外なら、各金融機関が設けている紛失受付専門ダイヤルへ連絡します。

ここで、銀行の印鑑を紛失したと伝えることで、その印鑑を使った出金や取引がすべて不可能になります。

これにより、なりすましの取引を防ぐことができるのです。

■新しい印鑑を用意!来店手続きなら必要書類を忘れずに

紛失した銀行の印鑑が取り扱い不可になった後は、再印鑑登録の手続きが必要になってきます。一般的には、「顔写真付きの本人確認書類・通帳・新しい銀行の印鑑」を本人が用意して、銀行窓口で手続きを行います。

金融機関によっては、紛失受付を郵送で発送して住所確認を行うところもありますが、その場合は郵送で受け取った手紙もあわせて提出が必要になってきます。

また、顔写真付きの本人確認書類がない場合は、住民票や戸籍謄本など対応が変わってくるので、各金融機関で確認するのが良いでしょう。

■住所変更などを放置していると、手続きに時間がかかることも

紛失の連絡をしたときに、銀行へ住所変更手続きをしていなかったと発覚することもあります。

「そういえば、引っ越しのバタバタで忘れていた…」なんて思うこともあるかもしれませんが、銀行の印鑑と住所変更が重なると手続きに時間がかかることもあります。

「印鑑変更だけ先にやってよ!」と思ってしまいがちですが、これは本人確認が再度必要になってくるためです。大切な資産を守るために銀行側が行っている業務なので、住所変更をした場合は、速やかに行うのが賢明ですね。

■失くした銀行の印鑑を発見しても、連絡しなければ使うことはできない

そして、見落としがちなのが紛失の連絡をしたものの、良く探したら無事に銀行の印鑑が見つかった場合についてです。紛失の届け出をした銀行の印鑑は、すでに取り扱い不可になっているため、本人であっても使うことはできません。

銀行の印鑑再登録と同じように本人確認の上で、紛失の設定を解除することができます。

■キャッシュカードが使えるからと、無視するのはいけません

また、銀行の印鑑が主に必要となるのは窓口での出金でしょう。キャッシュカードを所持しているなら「ATMでお金は下ろせるからいいか」と、銀行の印鑑紛失を無視してはいけません。

基本的には、通帳と銀行の印鑑で出金をすることができますが、万が一の盗難や偽造といったトラブルの可能性を抱えたままにするのは、とても危険です。

現金の出金だけでなく、口座振替の申請や、クレジットカードの申し込みでも銀行の印鑑は必要になってくるので、必ず速やかに紛失の手続きを行いましょう。

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